2010年5月28日金曜日

東南アジア17.7%成長



今日の日経より。


1-3月の状況を年率換算すると東南アジア全体のGDP成長率が17.7%になっているらしい。


特にシンガポールは中国、香港、インド向けの輸出が好調で年率換算38.6%の伸び。


東南アジアの他の国も個人消費が伸びたり、輸出が伸びたりでどこもすごい伸びをしているとのこと。


対して日本は5%程度であるらしい。





思うポイントは二つ。


この1-3月のこの試算に関してギリシャ問題はまだ表面化していなかったから、次の4半期で少なからず影響はあると思うが、アジアにおいて成長率も上がり(日本を含む)、景気回復もだんだんと上向きになってきている。


ただ、このなかで最も重要なことは東南アジア地域の伸びが世界全体よりも著しく早い伸びをしていること。中国とかこの東南アジアの成長が世界経済全体の回復のパワーになっている可能性も高い。





二つ目は、シンガポールと日本の成長率の差に関して。


何年か前に国民一人当たりのGDPがシンガポールが日本を抜いてアジアで1位になったことからわかるとおり、シンガポールは経済が高度に発達している地域。


それなのになぜ年率換算38.6%というスゴイ伸びをいまだに生み出せているのに、対する日本は5%という低い数字なのだろうか。


その前の4半期にシンガポールがすごく悪い成長率だったというわけでもないしな。


詳しいことはわからないけど、シンガポールはいろいろとアジアのハブになろうとしているからなのかなぁ。


金融は前よりアジアにおけるハブの役割してきたし、企業の活動においても今欧米企業のアジアの本部が東京からシンガポールにどんどん移ってるっていう話もあるしな。


この成長率の要因の新興国向けの輸出、これなんかもアジア全体のハブになってきているのかもしれない。








たまにはこういうシリアスなネタもね。





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