2010年10月10日日曜日

14歳・ゆめ



ちょっとシリアスな話を。


今日バイトしてる塾で、中2の生徒全員に彼らの志望校とかもの聞き出すアンケートがあって、その中に自分の将来に関して書くっていう欄があったので、そのことに関するエントリー。


というのも、そのことに関して自分自身いろいろ思うことがあったので。





もう少し正確に言うと、その将来に関して書く欄っていうのは「将来なりたい職業」を書いてっていうやつ。


ぶっちゃけ、これって書くのがスゴく難しいことだと思う。


自分自身を振り返ってみても、14歳の時だったら確実に空欄で提出してたと思うわけで。。





そもそも、「夢=職業」 こんなふうに考えるのって実は間違いなんじゃないかとすら思ってしまってる。


普通に自分の夢を聞かれたらなりたい職業を答える、こんな風に自然と考えてしまうんだけど、夢って職業だけが答えじゃないしそもそも将来の夢って聞かれて職業を答えるっていうのもなんか変な気がしてしまう。





それに、小さい頃って接してる情報があまりにも少なすぎて、将来のことまで考えることまでできないんだと思う。





自分のことを考えてみると、小学校のときは夢っていうものを強くもっていて、恥ずかしながらプロ野球選手になることだった。。


小学校のときはホントに野球にハマって、毎日めちゃくちゃ練習してた記憶が今でもある。


卒業アルバムでもプロ野球選手になりたい、みたいなそんなことを書いてたしな。





ただ、中学に入ってからそういう子どもっぽい夢っていうのがなくなって結局、将来の夢っていうものすら全然感じなくなってしまってた。


さすがになんかもつべきだっていうのはなんとなく感じ取ってたので、その当時流行ってた 村上龍著の「13歳のハローワーク」を読んではみたけど、その本も「将来なりたい職業」を決めていくっていう内容だったので全くもって無意味であったし。



13歳のハローワーク

13歳のハローワーク










高校に入っても結局いろいろ遊んだりでテキトーに過ごし、高三の受験で学部学科を受けるときに初めて何がしたいのか決めなきゃいけない、そんな状況になった。


必死で興味があるものとかを考えてみたんだけれど、全くもってそういうものがわからず、結局生物選択で理系であるっていうのと自分の姉が大学で生物学専攻だったので、自分も生物学科に行くことに決めた。





だけど、実際に大学に入ってなんとなく友達と遊んだり普通に生物の授業出たりのそんな1年を過ごしたら、そこで初めて自分自身の将来に関して考え始めた。


それっていうのは他の人にとってみたらすごく遅かったのかもしれない。ただその分本当に深く考えた気がする。


そうすると自然と自分の行きたい方向は生物じゃないなっていうのが明らかになってきて、なぜかホッとしてた。


ただその時もまだまだ自分の住んでる世界が狭いっていうことに気づいていたし、同時に現段階の自分自身の力を試したかったし、大学の制度をつかってアメリカに留学することを決心。


それで、その留学の試験をパスするためにかなり本気で勉強したしなぁ。


留学とかいろいろ経験して、そんで大人になって考えられるようになってやっと将来の夢とか少しずつ考えられるようになってきて、今はある程度固まってきつつある、22歳にしてそんな状態かも。








で、言いたいことっていうのは、小さい頃にもってる夢ってかなり漠然としてていいのかもしれないってこと。


変に将来の職業とか型にはまろうとしてしまう事の方がもったいない気がする。


というのも、上で言ったみたいに持ってる情報量とか経験量が圧倒的に少ないわけで、その中で決断していくとかなり限られた見方しかできないと思う。


一番重要なことっていうのは、若い時にいろんなことを経験して、いろんなことに興味をもつことなのかなぁって思ってる。


そういう興味を別に無理して「将来」っていうキーワードにこじつけるのではなくて。


そうすると中学生とか高校生とかの時期に、特別夢とか将来やりたいことがなくても別に気にする必要がないのかなぁ、なんて思ってる。


ただ、夢とかを真剣に考え始めたときに自分のやりたいことに制限がつかないくらいのバックグラウンド(特に学力とか)が大事になってくるとは思う。 ただ、そのバランスがなかなか難しいのかなぁ。。











こんなこと書きながら自分自身もいろいろ思うことは多いわけで。。。


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